失敗しない張替え！ 職人の技で美しく、長持ちする裏技とは？

張替えとは、壁紙やフローリング、サイディングなどの素材を張り替える作業のことです。日本ではDIY文化が盛んですが、張替えは難易度が高く、失敗するとリフォーム費用がかかってしまいます。そこで、職人たちが培ってきた張替えのノウハウをご紹介します。

壁紙張り替えは、部屋の雰囲気を大きく変えるため、DIY初心者からトライする方が多いです。しかし、壁紙はシワや気泡ができやすいため、施工が難しいといわれています。そこで、壁のクロスの縁をカッターで切らずに貼り重ねる方法があります。この方法は、斜めに切ることで綺麗に仕上がりますし、接着面積が増えるため、強度が高くなります。また、部屋の角に壁紙を合わせるときは、施工前にコンパスで角度を測り、その角度を切り出して貼り込むことで、きれいな仕上がりになります。

フローリングの張り替えは、床下地の調整や裏台加工が必要で、DIYでは難易度が高いとされています。しかし、工夫すれば綺麗に仕上がります。まず、床下地がアンダーレイよりも高い場合、ステップを加工することで床面の高さを合わせます。そして、床板を切るときは、曲がり角をつくるりん棒を使って、まっすぐ切ることができます。曲線部分も糸鋸で丁寧に仕上げましょう。最後に、板を接着する前に、ジョイントの擦り合わせ部分にパーツトークを塗ることで、強度が増します。

サイディング張り替えは、家全体を対象にするため、DIYではなかなか難しい作業です。サイディングから下地、防水シート、そして外壁材と層があるため、張替えをするうえで一工夫必要です。まず下地は水平に整え、その上に張るサイディングも垂直に貼りましょう。また、サイディングの裏面には開口部がありますが、その部分に防水パッキンを追加することで、雨漏りを防ぎます。 以上、張替えの技を紹介しましたが、職人の技術は不可欠です。プロの職人は、施工前に現地調査を行い、水平器や糸で正確なラインを引いてから施工します。DIYで張替えをする場合は、イメージ通りにいかないことが多いため、プロの施工をおすすめします。